ケシ(ケシ科)

               
種名ケシ
科名ケシ科
別名-
学名Papaver somniferum L.
摘要 もともとは地中海東部沿岸地方に分布していたとされる高さ1~1.7mになる大型の1年生草本。四大文明がおこった頃にはすでに薬用植物として栽培されていたといわれる。花弁が落ちた後の果実にナイフで縦に傷をつけ、にじみ出た乳液を集めて乾燥させたものが麻薬「アヘン」で、古くは主に睡眠薬・鎮痛薬として用いられてきた。アヘンに含まれる「モルヒネ」は、鎮痛薬として医療に利用されている。モルヒネを化学的に変化させてできる「ヘロイン」は、極めて依存性と中毒性が高い麻薬で、日本国内では麻薬及び向精神薬取締法によって、その製造・所持・医療目的を含め、厳しく規制されている。
さらに詳しく① 日本では、アヘンが採れるケシおよびアツミゲシは、あへん法により、またハカマオニゲシは、麻薬成分デバインを含むことから麻薬及び向精神薬取締法によって栽培が厳しく規制されており、厚生労働大臣の許可なく栽培することはできない。当園のケシは、研究用に許可を受けて栽培されているもの。
さらに詳しく②
植栽エリア H連絡道/こんこん山南斜面 
開花期 4月中旬〜4月下旬
見ごろ
博士ゆかり
植物図