ヒナシャジン(キキョウ科)
高知県と愛媛県の石灰岩地にのみ分布する
| 種名 | ヒナシャジン |
|---|---|
| 科名 | キキョウ科 |
| 別名 | - |
| 学名 | Adenophora maximowicziana Makino |
| 摘要 | 高知県と愛媛県の石灰岩地にのみ分布し、岩場や疎林地に生える多年草。自生地での開花期は8~9月で、岩場では花茎が下垂し、草地では直立する。もともと分布が限られる稀少な植物だが、自然林の人工林化、植物遷移による日照不足、園芸目的による乱獲などによって個体数が減少し、絶滅危惧Ⅱ類(環境省)に指定されている。 |
| さらに詳しく① | 牧野富太郎は横倉山で採集した標本をロシアのマキシモヴィッチに送ったところ、A. marsupiflara の変種であるとの回答があり、これに松村任三が命名した和名ヒナシャジンをつけて、1890(明治23)年「植物学雑誌」に掲載した。その後、1892(明治25)年、自身が横倉山で、また吉永悦郷が不入山で採集した標本をもとに、新種 A. maximowicziana として発表。この学名は、マキシモヴィッチに献名したもの。 |
| さらに詳しく② | |
| 植栽エリア | B本館周辺/回廊 I50周年記念庭園/周辺 |
| 開花期 | 7月中旬〜7月下旬 |
| 見ごろ | |
| 博士ゆかり | ○ |
| 植物図 | |


