2024-09-05 / 最終更新日 : 2024-10-03 牧野植物園広報課管理 9月 ヒメノボタン(ノボタン科) 花弁は紅紫色、葯は黄色で披針形 多年生の低木性草本で高さ30cmほど 葉は対生で縁など毛がある 果実 果実(蒴果)は萼筒に包まれる 描画者:牧野富太郎 写生地:土佐 佐川 出典:『新撰日本植物図説 顕花及羊歯類部』第2巻第6集(1902) 種別:原図 花弁は紅紫色、葯は黄色で披針形 種名ヒメノボタン 科名ノボタン科 別名クサノボタン 学名Osbeckia chinensis L. 摘要 日本南西部、台湾、中国から西はインド、南はオーストラリアに分布する半低木状の多年草。日本にはこの属の植物は本種1種のみが自生する。中米のHeterocentron属の植物が園芸品として「ヒメノボタン」の名で流通しているが、本種が真のヒメノボタンである。ノボタンより小型のため、この和名があるが、ノボタンとは別属である。 さらに詳しく① 高知県では、日当たりが良く、水がしみ出るような水田の畦や湿地周辺、畑の草地、法面に生える。里山の管理放棄により個体数が減少しており、高知県レッドデータブック(2022)では、絶滅危惧II類に指定された。 さらに詳しく② 植栽エリア I50周年記念庭園/周辺 開花期 8月下旬〜9月中旬 見ごろ 博士ゆかり ○ 植物図 ○