マルバマンネングサ(ベンケイソウ科)

               
種名マルバマンネングサ
科名ベンケイソウ科
別名マメゴケ,マルバノマンネングサ
学名Sedum makinoi Maxim.
摘要 本州(群馬県以西)・四国・九州に分布し、林縁の岩上などに生える多年草。葉は対生し、倒卵形または円状倒卵形で先端はやや短くとがる。花は5数性(花弁は5個、雄しべは10本、子房は5個)。裂開直前の葯は赤い。小さなロゼットをつくり、越冬する。別名マメゴケ、土佐の方言ではニギリスと呼ばれた。
さらに詳しく① 1887(明治20)年、東京大学の植物学教室からロシアの植物学者マキシモヴィッチに多くの標本を送っており、その中に牧野富太郎が1885(明治18)年に現在の高知県高岡郡佐川町で採集した本種の標本が含まれていた。当時、牧野は本種をSedum subtile Miq.(ヒメレンゲ)に近い種類と考えていたが、マキシモヴィッチは本種を新種として、1888(明治21)年、『サンクトペテルブルグ帝室科学アカデミー研究報告』にSedum makinoi Maxim.と発表した。博士は、学名に自分の名前がつけられたことに大変喜んだといわれている。
さらに詳しく②
植栽エリア Cこんこん山広場 I50周年記念庭園/周辺 
開花期 6月中旬〜6月下旬
見ごろ
博士ゆかり
植物図