オオキツネノカミソリ(ヒガンバナ科)
キツネノカミソリとは花糸が突き出て花被片より長いことなどから区別できる(いの町で撮影)©藤井聖子
| 種名 | オオキツネノカミソリ |
|---|---|
| 科名 | ヒガンバナ科 |
| 別名 | - |
| 学名 | Lycoris sanguinea Maxim. var. kiushiana Makino ex T.Koyama |
| 摘要 | 本州(関東以西)・四国・九州に分布するキツネノカミソリの変種で、山野の湿った場所に生える多年草。キツネノカミソリとは、より標高の高い所に生え、葉の幅が広く花被片はより大きく反り返り、花糸は突き出て花被片よりも長く、約1か月早い7月に開花するところで区別される。 |
| さらに詳しく① | 1948(昭和23)年に、オオキツネノカミソリの学名と和名を発表したのが牧野富太郎。牧野は、「九州の」という意味で学名 Lycoris kiushiana Makino と発表したが、国際命名規約で定められているラテン語での判別文または記載文を添付しなかったため無効となった。したがって牧野博士がつけた学名は認められていない(現在の学名は キツネノカミソリの変種 Lycoris sanguinea Maxim. var. kiushiana T.Koyama )。和名については明確なルールはなく、今も牧野が名付けたオオキツネノカミソリという名前が使われている。 なお和名は、狐剃刀という意味でその葉の形が名前の由来。 |
| さらに詳しく② | |
| 植栽エリア | A土佐の植物生態園 |
| 開花期 | 7月上旬〜7月中旬 |
| 見ごろ | |
| 博士ゆかり | ○ |
| 植物図 | |


