2024-08-31 / 最終更新日 : 2024-10-03 牧野植物園広報課管理 4月 オンツツジ(ツツジ科) 葉の展開前、また同時に花が咲き、葉は枝先に3枚輪生する 上側の裂片に濃紅色の斑点がある。雄しべは10本 枝先に朱赤色、濃朱赤色の花を1〜3個つける(本山町で撮影)©藤井聖子 描画者:牧野富太郎 材質:和紙 技法:墨 場所:土佐高岡郡佐川村(高知県佐川町) 葉の展開前、また同時に花が咲き、葉は枝先に3枚輪生する 種名オンツツジ 科名ツツジ科 別名ツクシアカツツジ, タンナアカツツジ 学名Rhododendron weyrichii Maxim. 摘要 本州(三重県・和歌山県)・四国・九州に分布する落葉低木~小高木。高知県内のミツバツツジの仲間のうち、最も低地で普通に見られ、アカマツ林などの二次林を中心に生育する。 さらに詳しく① 牧野富太郎はアカッツジとして佐川で採集した標本をもとに学名と和名を発表したが、先にロシアの植物学者マキシモヴィッチが学名を発表していた。牧野博士は生前「花の咲く頃には是非帰省してその花を見ることを楽しみにしている」、「この苗を育てて名所を作ったらよい」と口癖のように語っていたほか、亡くなるまで土佐の知人にオンツツジの花を送ってほしいと毎年頼むなど、本種を特に好んでいたことがうかがえる。オンツツジはかってこの五台山に多く自生し、牧野が「五台山のオンツツジは名物である」と言うほどだった。 さらに詳しく② 植栽エリア A土佐の植物生態園 Cこんこん山広場 E展示館 中庭/周辺 Fさくら・つつじ園/芝生広場周辺 H連絡道/こんこん山南斜面 J結網山 開花期 4月上旬〜4月中旬 見ごろ 博士ゆかり ○ 植物図 ○