2024-09-04 / 最終更新日 : 2024-09-07 広報管理 チトセカズラ(マチン科) 花弁は5個、径1cmほどの黄色の花を咲かせる 雄しべは5本、雌しべがその中央から突出する 花期が数日と短いため、自生地では滅多に花を見ることができない 当園では回廊沿いに植栽されている 花弁は5個、径1cmほどの黄色の花を咲かせる 種名チトセカズラ 科名マチン科 別名タイワンチトセカズラ 学名Gardneria multiflora Makino 摘要 兵庫県、中国地方(岡山・広島・山口・鳥取県)のごく限られた場所と沖縄、台湾、中国南西部に分布する常緑のつる植物で、谷沿いの林内や林縁に稀にみられる。7月頃、黄色の独特な雰囲気の花を咲かせるが、花期が数日と短いため、自生地では滅多に花を見ることができない。 さらに詳しく① 牧野富太郎は、1880(明治13)年に東京帝国大学の植物園(小石川植物園)に植栽されていた本種を標本にし、1892(明治25)年に学名を提唱した。このとき、本種が日本に自生するか不明だったが、その後、 吉野善介から岡山県高倉村 (現・高梁市)で採集した標本が送られてきた。この標本により、牧野は日本に自生する植物であると確信し、1901(明治34)年「植物学雑誌」に詳細な記載をつけて正式に発表した。 さらに詳しく② 植栽エリア B本館周辺/回廊 開花期 6月上旬〜6月中旬 見ごろ 博士ゆかり ○ 植物図