2024-09-06 / 最終更新日 : 2024-09-08 広報管理 ミシマサイコ(セリ科) 秋、多数の小さい複散形花序をつけ黄色の小花を開く。 花序には総苞片と小総苞片がある 山野に多く生える多年草 秋、多数の小さい複散形花序をつけ黄色の小花を開く。 種名ミシマサイコ 科名セリ科 別名イッポンミシマサイコ 学名Bupleurum stenophyllum (Nakai) Kitag. 摘要 本州・四国・九州、朝鮮、中国、モンゴル、シベリアからヨーロッパに分布する多年草。高知県では香美市(土佐山田町)から日高村にかけての蛇紋岩地に自生する。葉は細長く、すべて基部は細まる。和名は生薬の産出地として有名であった静岡県三島地方と、本属を示す中国名の柴胡(さいこ)に由来する。漢方では根が解熱に用いられ、かつてはマラリアの治療に使われた。現在では、風邪や精神不安、肝疾患などに用いる漢方薬に配合されている。 さらに詳しく① かつては静岡県以南の各地の日当たりのよいところに自生していたが、最近では野生の個体はめっきり少なくなり、絶滅危惧Ⅱ類(環境省)に指定されている。現在、高知県は熊本県とならび、生薬の原料としてのミシマサイコの重要な産地となっている。 さらに詳しく② 植栽エリア Dふむふむ広場 G薬用植物区 開花期 7月下旬〜8月下旬 見ごろ 博士ゆかり 植物図