ヨコグラノキ(クロウメモドキ科)

               
種名ヨコグラノキ
科名クロウメモドキ科
別名エイノキ
学名Berchemiella berchemiifolia (Makino) Nakai
摘要 本州(宮城県・新潟県以西)・四国・九州(宮崎県)、朝鮮南部、中国中部に点在する1属3種の珍しい落葉小高木。高知県内では石灰岩地に見られる。牧野富太郎が1884(明治17)年に高知県横倉山で発見し、1898(明治31)年「植物学雑誌」にて学名を発表。牧野富太郎が発見し標本を採集した原木は今も横倉山に健在である。
さらに詳しく① 1884(明治17)年秋、22歳の牧野富太郎は好んでよく登っていた横倉山(高知県高岡郡越知町)の山頂付近にある横倉宮のそばで本種を発見した。その後、1898(明治31)年に「植物学雑誌」にて横倉山などで採集された標本をもとに学名を記載した。そして晩年、1934(昭和9)年土佐博物学会に招聘され、再び横倉山を訪れた73歳の牧野博士のようすが、1935(昭和10)年発行の博物会報第3号に記されている。「一層深い懐かしさをお感じになられたのか、しばし感慨無量の様伺われた。記念に一枝、と梢の方をロープでひかえて手折られて、胴乱に収められた」。いまも横倉山には牧野博士が発見したヨコグラノキそのものが現存していて、樹齢160年以上といわれている。
さらに詳しく②
植栽エリア A土佐の植物生態園 B本館周辺/回廊 E展示館 中庭/周辺 I50周年記念庭園/周辺 
開花期 5月中旬〜5月下旬
見ごろ
博士ゆかり
植物図