ナンテン(メギ科)

               
種名ナンテン
科名メギ科
別名-
学名Nandina domestica Thunb.
摘要 中国の温帯に分布する。ごく普通に庭園に植えられる常緑低木。西南日本の暖帯に野生しているが、本来の自生かどうかは問題である。果実はアルカロイドを含み、咳止めなど薬用にされる。
さらに詳しく① 秋に熟すナンテンの果実は長く枝に残るため冬の間楽しむことができ、「難を転ずる」に通じることから、魔除け、厄除けの縁起物として民家の周りに多く植えられている。古くから正月の飾りや料理のあしらいなどとして暮らしに彩を添えてきたナンテンは、咳止めや食品の防腐などの目的で果実や葉が利用されてきた実用的な植物でもある。含まれている成分には毒としての作用が強いものもあるため、家庭で安易に用いることはお勧めできないが、多くの薬が使われるようになった現代においても、ナンテンに含まれる成分をもとに合成された化合物がアレルギー性疾患やケロイドに対する治療薬として使われている。
さらに詳しく②
植栽エリア B本館周辺/回廊 I50周年記念庭園/周辺 
開花期 6月上旬〜6月中旬
見ごろ
博士ゆかり
植物図
       

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