【10/4】見ごろの植物を更新しました
10月4日、『植物データベース』が公開となりました。
今、どこで、なにが見ごろなのか。
植物の種類ごとに美しい写真や植物図を添えながら、詳しい解説がご覧になれます。来園前の事前準備として、あるいは園内散策時の案内人として、パソコンやスマホからアクセスしてご活用ください。※約500種類掲載済み。今後掲載する植物を増やして内容を充実させていきます。
それでは、今週も園内をくまなく調査した「いまが見ごろの植物」をガイド担当がお届けします。
今週の見ごろの植物
What’s in Bloom
毎週、園内を巡回しておとどけします。
土佐の植物生態園ではリンドウ(リンドウ科)が青紫色の花を咲かせています。本州、四国、九州の日当たりが良い山野に生育し、原っぱに浮きあがる鮮やかな花色はとても映えて見えます。土佐の植物生態園を皮切りに、今後、薬用植物区や南園でも咲き始めるでしょう。リンドウは日が当たると花をより開かせるので、晴れた日の観察をおすすめします。
ふむふむ広場や南園など各所では、ヒガンバナ(ヒガンバナ科)が赤色の鮮やかな花を咲かせています。古い時代に中国から渡来したものが広がったと考えられており、堤防や路傍、田畑の畔など人里の明るい場所に生えます。名前は秋の彼岸の頃に咲くことに由来しますが、今年は暑かったからか開花が遅れています。牧野博士は1889年にヒガンバナの緻密な植物図を描いており、展示館内シアタールームで上映している『牧野富太郎が描く植物の巧みなしくみ』ではコンピューターグラフィックスを用いて植物図を立体化、花のつくりにせまります。
南園ではカリガネソウ(シソ科)が紫色の花を咲かせています。名前は花の形を水鳥のカリガネが飛ぶ姿に見立てたことから。長い4本の雄しべと、1本の雌しべが花冠から飛び出して湾曲する独特の花の形をしています。花を観察する際は葉にもそっと触れてみてください。不快な香りがするハズ。
広報課ガイド担当 西村佳明
マークの植物名をクリックすると植栽場所や詳しい説明がご覧いただけます。
今週の見ごろの植物
今週の見ごろマップ
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