花が咲いたよ! ~キイレツチトリモチ~
先週ご紹介した土の中からヒョッコリ姿を現したユニークな寄生植物、キイレツチトリモチ。
今週、ついに雄花が開き始めました🎈
どれが雄花かって?
“キノコの傘”にあたるものが花序(花の集まり)で、その表面でポコポコ斑点状に見えるものが雄花です。
よ~く見てみると、雄花の3つの花被がパカッて開いているものがありますよね。これが雄花が開花した状態。中央には白色の花粉を出す葯があります。
では雌花は?
じつはキイレツチトリモチの雌花は、“キノコの傘”の表層から少し奥まった場所にあり、肉眼では見ることができません。
ただ表面に見える無数の白い毛。これこそが、雌花から伸びた雌しべです。
そんなユニークなキイレツチトリモチはお客さまも大人気で、皆さま「かわいい」と言いながら撮影に夢中✨✨
撮影した写真を拡大してもらいながら、雄花と雌しべの話をすると皆さま「へ~っ」と納得し、「面白い写真が撮れた」と喜んでくださいます。
みんなを笑顔にする、とってもかわいらしく希少なキイレツチトリモチ。ぜひ実物をご覧ください。
広報課ガイド 濱田香織