※終了しました※【一般公開初】トサミスミソウ(新種)の限定公開

花が終わるまでの限定公開!高知県で発見された「新種」トサミスミソウの展示をしています。※公開は終了しています。

3/6(木)現在、まもなく開花の見込みです。希少な株のため花が終わると撤収予定となっており、順調にいけばおそらく1週間から10日くらいは展示できるのではと思います。展示期間が短いのでご覧になりたい方はお早目のお越しをおすすめします。

自生地で撮影されたトサミスミソウ(キンポウゲ科スハマソウ属)

2019年3月。当園の調査ボランティアの廣岡エリカさんが高知県内のスギ・ヒノキの植林地でこの植物に出会いました。

花びらに見える部分はガク。花は白色で径8~10mmと小さい。

葉や花がひときわ小さいものの、葉先がとがる特徴から、当初はミスミソウと考えられていました。その後、世界のスハマソウ属を栽培・研究している大野好弘さんを中心とする各研究機関によって詳しく調べられた結果、日本で見られるミスミソウの仲間(スハマソウ属)の起源とされる独立種であることがわかり、大野さんと発見者である廣岡さんにより高知県で発見された新種としてめでたく発表となりました。

トサミスミソウ Hepatica tosaensis Ohno & Hirooka,sp.nov.

3/6現在花は開き始め。
株元のスギの葉と比べると花や葉が小さいことが分かります。
本館窓口そば、本館の自動ドアのわきで鉢展示を行っています。
虫メガネもあり、花の細かい部分まで観察できます。

ただいま本館窓口そば、本館の自動ドアのわきで鉢展示を行っています。虫メガネも備えつけているので、開花の折には小さな花の細かい部分まで観察いただけます。

大変貴重なこの機会、ぜひ一度ご覧ください。

広報課ガイド 西村佳明