ヤブツバキ‘土佐有楽’(ツバキ科)
寺田寅彦の父にゆかりのあるヤブツバキの園芸品種
| 種名 | ヤブツバキ‘土佐有楽’ |
|---|---|
| 科名 | ツバキ科 |
| 別名 | - |
| 学名 | Camellia japonica ‘Tosa-Uraku’ |
| 摘要 | 寺田寅彦の父・利正がツバキの一種と思われる苗を東京から高知に持ち帰り植えたものとされる[1882(明治15)年]。後にその苗はウラク=有楽(別名タロウカジャ=太郎冠者)に似ていながら葉や花が大きいことがわかり、土佐で発見されたとして「トサウラク」という園芸名が付けられた。展示館 中庭に植栽されている株は寺田邸にあったものを挿木したもの。ちなみに有楽とは織田信長の弟で茶人織田有楽斎長益のことで、特に好んだとされるツバキの一種に「ウラク」という名がつけられた。 |
| さらに詳しく① | 寺田寅彦は、物理学者で、また夏目漱石を生涯の師と仰ぎ交流した随筆家である。地震や防災についても研究し、「天災は忘れられたる頃来る」の言葉でも知られる。展示館中庭に植栽した株は、寺田寅彦が4〜19歳まで過ごしていた邸宅に植えられていたツバキである。なお、現在記念館となっている寅彦邸の入口にある石碑に刻まれた「寺田寅彦先生邸址」は牧野富太郎によるもの。 |
| さらに詳しく② | |
| 植栽エリア | E展示館 中庭/周辺 L土佐寒蘭センター |
| 開花期 | 12月下旬〜3月上旬 |
| 見ごろ | |
| 博士ゆかり | |
| 植物図 | |


