2025-03-06 / 最終更新日 : 2025-03-14 ガイドチーム トサミスミソウ(キンポウゲ科) 葉も花も、ほかの日本のスハマソウ属に比べてひときわ小さい。 花は茎の先に単生し、径8~10mm、白色。花弁状のガク片は長卵形で6枚。 葉も花も、ほかの日本のスハマソウ属に比べてひときわ小さい。 種名トサミスミソウ 科名キンポウゲ科 別名‐ 学名Hepatica tosaensis Ohno & Hirooka,sp.nov. 摘要 スギ・ヒノキ植林の林床に生育する多年草。根出葉は花期に生存し、葉身は三角形で先が針状にとがり、表面に凹凸がある。総苞葉は先のとがった狭卵形。花茎は1~2個で、高さ5cmで開花期に直立する。花は茎の先に単生し、径8~10mm、白色。花弁状のガク片は長卵形で6枚。花期は3月。 さらに詳しく① 2019年3月に高知県香美市のスギ・ヒノキ植林内で、当園の調査ボランティアによって確認された。葉も花も、ほかの日本のスハマソウ属に比べてひときわ小さいものの葉先がとがっていたことから、当時はミスミソウではないかと考えられた。しかし、世界のスハマソウ属を栽培・研究している大野好弘氏を中心とする各研究機関によって行われたDNA分枝系統解析の結果、本種は日本に産するスハマソウ属の起源とされる独立種であることがわかった。そして、発見者である廣岡エリカ氏と大野氏により高知県で発見された新種として発表された。 さらに詳しく② 植栽エリア B本館周辺/回廊 開花期 3月上旬〜3月上旬 見ごろ 博士ゆかり 植物図