サラシナショウマ(キンポウゲ科)
高さ1mにも達する大型の多年生草本(愛媛県久万高原町にて撮影)©藤井聖子
| 種名 | サラシナショウマ |
|---|---|
| 科名 | キンポウゲ科 |
| 別名 | イッポンショウマ (Nakai 1914)、ヤサイショウマ |
| 学名 | Cimicifuga simplex (DC.) Wormsk. ex Turcz. |
| 摘要 | 北海道から九州およびシベリア東部、朝鮮半島、中国の主として温帯から亜寒帯に分布し、山地や山中のやや湿った樹林内に特に多く自生する多年生草本。高さ40~150cm。地下茎は不規則な形で、多数の長いひげ根がある。茎は直立し、上方で分枝。葉は互生し、多数の小葉を付ける。長さ20~30cmのブラシ状の花茎に白花を密に付けた総状花序は8~10月先まで開花を続ける。果実は袋果で2~7個付き、楕円形で長さ5~10mm、短い毛を有する。 |
| さらに詳しく① | 4~5月頃に出る若芽を塩ゆでして冷水でさらし、和え物にして食すが、よくさらさないとなかなか苦味が抜けないので「晒菜升麻(さらしなしょうま)」の名があるといわれる。野菜としても食された歴史があり、野菜升麻の別名もある。地下茎を「ショウマ(升麻)」と称し、発汗、解熱、解毒、消炎、鎮静、のどの痛み、歯痛、痔、脱肛など広い応用性があり、漢方薬に欠かせぬ生薬。 |
| さらに詳しく② | |
| 植栽エリア | B本館周辺/回廊 G薬用植物区 I50周年記念庭園/周辺 |
| 開花期 | 10月中旬〜10月下旬 |
| 見ごろ | |
| 博士ゆかり | |
| 植物図 | |


