2024-09-04 / 最終更新日 : 2024-10-03 牧野植物園広報課管理 4月 セイシカ(ツツジ科) 花が清楚で美しいことから聖紫花とよばれる 渓流沿いの林の中などに生える落葉小高木 うろこ状の冬芽で、中央の小さいものが葉芽、大きいものが花芽 描画者:牧野富太郎 技法:石版 出典:『大日本植物志』第1巻第3集(1906) PN:第9図版 種別:書籍 花が清楚で美しいことから聖紫花とよばれる 種名セイシカ 科名ツツジ科 別名ヤエヤマセイシカ (Tashiro 1889) 学名Rhododendron latoucheae Franch. 摘要 西表島・石垣島、台湾、中国南部に分布する常緑小高木。渓流沿いの林の中などに生え、3~4月に淡紫色の大きな花を咲かせる。花が清楚で美しいことから聖紫花とよばれる。中国語では西施花と書くが、これは日本名に対してのちに漢字を宛てたといわれ、楊貴妃などで有名な古代中国4大美女のひとり、西施(せいし)のことを指している。 さらに詳しく① 牧野富太郎の渾身の著書『大日本植物志』には、精密な図が描かれている。実物と見比べると、革質の葉の質感が繊細な線によって見事に表現されていることがわかる。 さらに詳しく② 植栽エリア Cこんこん山広場 E展示館 中庭/周辺 H連絡道/こんこん山南斜面 J結網山 開花期 4月上旬〜4月中旬 見ごろ 博士ゆかり ○ 植物図 ○