【2/28】見ごろの植物を更新しました
寒い時期、陽光を受け穏やかな陽だまりでの日向ぼっこは、あたたかさを感じ楽しめるひとときです。
そんな中、陽光があたると待ちわびたかのように花を咲かせる植物があります。たとえばキンポウゲ科のユキワリイチゲやフクジュソウ属の園芸品種‘福寿海’はそんな植物の一例です。

見ごろの状況
バイカオウレン(キンポウゲ科)…★★☆ピークは過ぎましたが多くの花が開花中
セツブンソウ(キンポウゲ科)…★★★見ごろのピークが続いています
ユキワリイチゲ(キンポウゲ科)…★☆☆少しずつ花数が増えてきました(土佐の植物生態園は見ごろ)
カンヒザクラ’琉球寒緋桜’(バラ科)…★☆☆三分咲き。多くのつぼみが膨らんできました
ウメ‘鹿児島紅’(バラ科)…★★☆四~五分咲き。濃い紅色の花がたくさん咲いています

今週の見ごろの植物
What’s in Bloom

毎週、園内を巡回しておとどけします。
ユキワリイチゲの観察におすすめの場所は、➀土佐の植物生態園、②さくら・つつじ園そばの芝生広場から階段を下りた園路沿い、③南園の大きなヌマスギから牧野富太郎像へ向かう園路沿いの3か所です。開園間もない時間帯だと閉じている花も、陽光があたると少しずつ開いていきます。
2月27日(木)は晴天。土佐の植物生態園で開園直後の午前9時ごろと正午ごろのユキワリイチゲを観察してみました。
R7-0228午前9時撮影-scaled.jpg)
R7-0228正午撮影-800x1200.jpg)
現在、土佐の植物生態園と南園の群落が最も花数が多くおすすめです。芝生広場下はこれから徐々に花数が増えてくると思われます。ぜひお楽しみに。
また回廊のバイカオウレンの花のピークは過ぎましたが、まだまだ見ごろは続いています。土佐の植物生態園では足元の近くで咲く花も見られますよ。

フクジュソウ属の園芸品種‘福寿海’は、50周年記念庭園のエリアにあります。温室入口近くにある大きなアキニレの木のそばの階段を下り、池の周囲を巡る左側の木道へ入って進んでいくと、左側斜面に咲いているのをご覧いただけます。
陽光があたるとパラボラアンテナのような形に花が開き、陽光を花の中央部に集めて温度を上げ、花粉を媒介する昆虫を誘引します。種の保存にこのような戦略をおこなっている植物です。
R7-0228午前11時半撮影-1200x900.jpg)
この隣には、同じくキンポウゲ科のセツブンソウも花の見ごろが続いています。今年は昨年と比べて咲きはじめが1週間ほどずれ込んだため、来週いっぱいはきれいな状態でご覧いただけそうです。
R7-0228-scaled.jpg)
皆さんも陽だまりで花を愛でながら、植物たちとともにごゆっくりと日向ぼっこもお楽しみください。
広報課ガイド担当 松本 孝
マークの植物名をクリックすると植栽場所や詳しい説明がご覧いただけます。
今週の見ごろの植物
今週の見ごろマップ

「見ごろ植物マップ&フォト」過去1年分もダウンロードできます。「見ごろカレンダー」のページで確認してみてください
→ここをクリック