エドヒガン‘紅枝垂’が咲きました(3/20更新)
見ごろの花の紹介の前に2つお知らせです。
① こんこん山花さんぽ がスタートしました。


本日3/20(金・祝日)より春のフラワーイベント『こんこん山花さんぽ』がはじまりました。花畑エリアでは人気のネモフィラやルピナスをはじめ、約100種類、2万株の春の花がこんこん山広場の斜面を覆い、青空とのコントラストをお楽しみいただけます。これから春の陽気で株がどんどん充実していき、見ごろのピークは4月上旬から中旬ごろでしょうか。下記のとおり、サイドイベントもありますよ。

こんこん山花さんぽ
② 日本伝統園芸植物観賞棚 がリニューアルオープン!



また、同日、日本伝統園芸植物観賞棚がリニューアルオープンしました。日本では古く江戸時代より、変わり葉や変わり花など、珍しく風変りな植物を珍重して観賞する園芸文化があり、このエリアではこれら江戸時代から伝わる貴重な伝統園芸植物のコレクションを特別に展示します。
3/20現在、第一弾として南天を展示しています。土佐漆喰の壁をバックに映える、その見た目はまさに風変り。葉身が小さく、葉柄も細く糸状になる「錦糸」、葉柄が数本くっつき筏を組んだかたちに見える「筏」など、さまざまに変化した葉芸が楽しめます。季節に合わせて展示する伝統園芸植物が変わり、4月には桜草になる予定です。

今週の見ごろの植物
What’s in Bloom

毎週、園内を巡回しておとどけします。
エドヒガン‘紅枝垂’(バラ科) Prunus itosakura ‘Pendula-rosea’


本種は南園とさくらつつじ園に植栽があり、枝垂れた枝に淡紅色の花が遠くからも目立ちます。
エドヒガンの枝垂れ品種であるイトザクラ(シダレザクラ)の中から、花色の濃いものを選抜した園芸品種です。


本種もエドヒガンの特徴である、くびれた壺形をした萼筒をもちます。母種のエドヒガンも園内各所で見ごろをむかえており、特に展示館の中庭のものは比較的低い位置で咲いているので、花の様子を見比べてみるとよいでしょう。
アカシア・スペクタビリス(マメ科) Acacia spectabilis A.Cunn. ex Benth.


本種はふむふむ広場に植栽があります。主にオーストラリアの乾燥地などに見られるアカシアの仲間で、黄色い球形の花を房状に咲かせます。この球形の花は一つ一つがたくさんの花の集合体であり、基部を中心に飛び出した多数のおしべとめしべからなる小花が球体を形づくっています。本種はアカシア属の中でも花が大きく、鮮やかな黄色の「ポンポン」が青空に映え美しい上、芳香もあります。


アカシアの仲間は切り花で流通し、一般的には「ミモザ」と呼ばれますが、本来はオジギソウ属(
オジギソウ)のことを指します。また、ややこしいことにアカシア(マメ科アカシア属)とハリエンジュ(マメ科ハリエンジュ属)を混同する場合があり、例えば、いわゆる「アカシア蜂蜜」はアカシアとは別属のハリエンジュを蜜源としているなど、呼称については混乱をきたしています。
スモモ‘メスレー’(バラ科) Prunus salicina ‘Methley’


こんこん山広場ではスモモ‘メスレー’が見ごろです。当園がある五台山は、スモモの産地として知られ、かつてはスモモ畑が広がっていました。当園のこんこん山広場とふむふむ広場も、もとはスモモ畑。その象徴として残されたのが、この古木です。樹齢は60年以上とも、80年以上とも、100年以上とも。毎年多くの花を咲かせており、無骨なその姿にまるで雪が積もったかのようにたくさんの花が咲くようすは、どこかアンバランスで心を惹きつけます。
北園も南園も花盛りです。暖かな陽気のなか、お気に入りの花をさがしてみてください。
広報・ガイド班長 西村 佳明

