【12/26】見ごろの植物を更新しました

 本年は10月より植物データベース運用を開始し、見ごろの植物のほか、園内の植物がパソコンやスマートフォンなどで簡単に検索ができるようになりました。近日中に植物の追加を予定しており、今後もさらなる内容の充実を図ってまいります。

新年も何卒よろしくお願い申し上げます。

それでは、今週も園内をくまなく調査した「いまが見ごろの植物」をガイド担当がお届けします。

今週の見ごろの植物

毎週、園内を巡回しておとどけします。

バイカオウレン(キンポウゲ科)
ダイダイ(ミカン科)
マルバテイショウソウ(キク科)
ヤマコウバシ(クスノキ科)
キイレツチトリモチ(ツチトリモチ科)
ノジギク(キク科)

新年を迎える準備として、しめ縄や鏡餅などのお正月飾りにダイダイの果実やユズリハの葉を飾った方もおられると思います。縁起の良さや子孫繁栄などを願って、日本では古くから用いられてきました。園内ではダイダイは薬用植物区で、ユズリハは展示館周辺などに植栽していますので、ぜひご覧ください。

また、秋になっても茶色く枯れた葉が枝に長く付いている植物をご存じでしょうか。ヤマコウバシやカシワがその一例です。この植物たちは一見すると木が枯れたように見えますが、春になり萌芽する際に葉を落とすという性質があります。落葉した木々のなかから、枯れ葉をつけたままの樹木を探してみるのもおもしろいかもしれません。牧野植物園では、ヤマコウバシは「土佐の植物生態園」で、カシワは「ふむふむ広場」でご覧いただけます。

回廊のバイカオウレンの花は少しずつ増え、12月26日現在で10輪ほど開花しています。小さく可憐な植物をはじめ、葉っぱや冬芽など、この時期しか見ることができない植物を観察しながら、冬の植物園散策をお楽しみください。

広報課ガイド担当 松本孝

マークの植物名をクリックすると植栽場所や詳しい説明がご覧いただけます。

今週の見ごろの植物

マルバテイショウソウ(キク科)
マユミ(ニシキギ科)
ヒロハノミミズバイ(ハイノキ科)
ナカガワノギク(キク科)
ダイダイ(ミカン科)
タイワンツバキ(ツバキ科)
タイキンギク(キク科)
センリョウ(センリョウ科)
センニンソウ(キンポウゲ科)
シオギク(キク科)
コブシ(モクレン科)
コヒガンザクラ‘十月桜’(バラ科)
キバナアマ(アマ科)
カンツバキ’勘次郎’(ツバキ科)
カイドウツバキ(ツバキ科)
ユズリハ(ユズリハ科)

今週の見ごろマップ

「見ごろ植物マップ&フォト」過去1年分もダウンロードできます。「見ごろカレンダー」のページで確認してみてください

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