【1/10】見ごろの植物を更新しました

 正月三が日明けの1月4日(土)と5日(日)のぐっと冷え込んだ朝、園内のシモバシラという植物の株元に霜柱ができているのが確認できました。この霜柱は、地中から吸い上げた水分が枯れた茎からにじみ出て、それが冷たい空気に触れることで氷の結晶となったものです。

開園直後の早い時間帯に来園された方の中には、まずそこから見ようと行かれた方もおられました。気象条件が重なればまたできるかもしれません。ご覧になりたい方は、夜から早朝にかけての気温や天候もチェックしてみてください。

それでは今週の見ごろの植物をお届けします。

今週の見ごろの植物

毎週、園内を巡回しておとどけします。

ロウバイ(ロウバイ科)
ヤブツバキ‘土佐有楽’(ツバキ科)
キジョラン(キョウチクトウ科)(1/2撮影)
キイレツチトリモチ(ツチトリモチ科)
マホニア・メディア ’チャリティー(メギ科)
バイカオウレン(キンポウゲ科)(1/10時点で全体の1割程度が開花)
フウセントウワタ(キョウチクトウ科)

展示館周辺では、艶のあるソシンロウバイとロウバイの花が咲き始めました。ソシンロウバイは花全体が黄色、一方ロウバイは黄色い花の中央部が紫色となっています。そのちがいをぜひ見比べてみてください。

展示館中庭と土佐寒蘭センター横では、淡いピンク色をしたヤブツバキ‘土佐有楽’の花をご覧いただけます。展示館中庭では木の上部のやや高い位置で開花しているため、撮影したりじっくりとご覧になりたい場合は、目線の高さで開花している土佐寒蘭センター横がおすすめです。

また土佐の植物生態園では、裂けたキジョランの果実の中にある、ふんわりした白い毛を持つ種子をご覧いただけます。キジョは漢字で書くと「鬼女」。少しおそろしい名前の由来は、この白い毛が髪を振り乱した鬼女を連想させることから。ぜひじっくり観察してその姿を想像してみてください。

キジョランのすぐ横のキイレツチトリモチも見ごろが続いていますので、まだご覧になっていない方は本館窓口手前の石垣の上をのぞいてみてください。

回廊のバイカオウレンの花は1月10日(金)現在で40輪ほどが開花中です。

広報課ガイド担当 松本孝

マークの植物名をクリックすると植栽場所や詳しい説明がご覧いただけます。

今週の見ごろの植物

ロウバイ(ロウバイ科)
マユミ(ニシキギ科)
ヒロハノミミズバイ(ハイノキ科)
ヤブツバキ‘土佐有楽’(ツバキ科)
フウセントウワタ(キョウチクトウ科)
タイワンツバキ(ツバキ科)
タイキンギク(キク科)
マホニア・メディア ’チャリティー(メギ科)
センニンソウ(キンポウゲ科)
キジョラン(キョウチクトウ科)
コブシ(モクレン科)
コヒガンザクラ‘十月桜’(バラ科)
キバナアマ(アマ科)
カンツバキ’勘次郎’(ツバキ科)
カイドウツバキ(ツバキ科)
ユズリハ(ユズリハ科)

今週の見ごろマップ

「見ごろ植物マップ&フォト」過去1年分もダウンロードできます。「見ごろカレンダー」のページで確認してみてください

→ここをクリック