【2/21】見ごろの植物を更新しました

今年は例年以上に寒く、ユキワリイチゲやサクラの仲間、ウメなど早春を彩る花が遅れている印象です。一方、バイカオウレンやセツブンソウなど既に咲いているものは、気温が低く、また、花散らしとなる雨が少ないことから花もちがよく、例年よりも見ごろが続いています。今日はお客様からのお問い合わせが多い、早春の花々の開花状況についてお知らせします。

見ごろの状況

バイカオウレン(キンポウゲ科)…★★☆見ごろが続いています。

セツブンソウ(キンポウゲ科)…★★★見ごろのピークです。

ユキワリイチゲ(キンポウゲ科)…☆☆☆群れ咲く様子はこれから(生態園は見ごろ)。

カンヒザクラ’琉球寒緋桜’(バラ科)…★☆☆咲きはじめ。

ウメ‘鹿児島紅’(バラ科)…★☆☆咲きはじめ。

今週の見ごろの植物

毎週、園内を巡回しておとどけします。

バイカオウレン(キンポウゲ科)
セツブンソウ(キンポウゲ科)
サカキカズラ(キョウチクトウ科)
マレーフトモモ(フトモモ科)
カンヒザクラ’琉球寒緋桜’(バラ科)
マホニア・メディア ’チャリティー’(メギ科)
ヤブツバキ‘土佐有楽’(ツバキ科)
バイカオウレン全景 2/20撮影
バイカオウレン 2/20撮影
セツブンソウ(細い木道の先に群生あり) 2/20撮影

まずは、バイカオウレン(キンポウゲ科)セツブンソウ(キンポウゲ科)の開花状況です。今シーズンも多くのお客様がカメラやスマホを構えて愛らしい花を撮影している様子をよくお見かけしています。

バイカオウレンは2/21現在、散った花もちらほらありますが、まだまだ見ごろの状態が続いています。2月末まで寒い日が続く予報なので、花数を減らしながらもその頃までは見ごろの状態が続きそうです。本種は本館と展示館をつなぐ回廊を、展示館に向かって進んでいくと右側の石垣の上でご覧いただけます。

セツブンソウはただ今ピークで見ごろは2月末くらいまででしょうか。本種は南園の温室付近から降りるスロープ状の下りの途中、進行方向右側(がけ側)の足元に生えています。そこから少し進んで、ウメ‘鹿児島紅’の手前にある細い木道に入って右側(のり面側)にさらに多くの群生がご覧いただけます。

ユキワリイチゲ(生態園) 見ごろ 2/21撮影
ユキワリイチゲ(芝生広場付近) まもなく開花 2/21撮影
ユキワリイチゲ(お馬路)つぼみはこれから 2/21撮影

続いては、ユキワリイチゲ(キンポウゲ科)の開花状況です。

2/21現在、ユキワリイチゲは生態園を除いて、開花はこれからです。大きな群落があって見ごたえがする2つのエリアのうち、「芝生広場から階段を降りた先」ではつぼみがほころび始めていてあともう少し。3月に入ってからが見ごろでしょうか。

もう一つの「南園のお馬路を下った先」は花茎の伸びが今一つでさらに掛かりそうです。

カンヒザクラ’琉球寒緋桜’ 2/20撮影
カンヒザクラ’琉球寒緋桜’とメジロ 2/20撮影
ウメ‘鹿児島紅’ 2/21撮影

最後はカンヒザクラ’琉球寒緋桜’(バラ科)ウメ‘鹿児島紅’(バラ科)です。

カンヒザクラ’琉球寒緋桜’は秋から冬にも開花する(二季咲き性の)コヒガンザクラ‘十月桜’とコブクザクラを除くと、園内のサクラの仲間で最も早咲きの種類になります。2/21現在、咲きはじめで、最盛期は3月に入ってからになりそうです。メジロが吸蜜している様子をよく見かけます。

ウメ‘鹿児島紅’も咲きはじめですが、来週末には見ごろに入りそうな気がします。これからウメ‘呉服枝垂’やブンゴウメ、コウメなどウメの仲間も次々と開花していくでしょう。

広報課ガイド担当 西村佳明

マークの植物名をクリックすると植栽場所や詳しい説明がご覧いただけます。

今週の見ごろの植物

カンヒザクラ’琉球寒緋桜’(バラ科)
ヤマウグイスカグラ(スイカズラ科)
ヤブツバキ‘土佐有楽’(ツバキ科)
マレーフトモモ(フトモモ科)
マホニア・メディア ’チャリティー’(メギ科)
ヒメコブシ(モクレン科)
セリバオウレン(キンポウゲ科)
セツブンソウ(キンポウゲ科)
シロバナヤブツバキ(ツバキ科)
シナマンサク(マンサク科)
サカキカズラ(キョウチクトウ科)
コヒガンザクラ‘十月桜’(バラ科)
コショウノキ(ジンチョウゲ科)
カンツバキ’勘次郎’(ツバキ科)
カイドウツバキ(ツバキ科)
アテツマンサク(マンサク科)

今週の見ごろマップ

「見ごろ植物マップ&フォト」過去1年分もダウンロードできます。「見ごろカレンダー」のページで確認してみてください

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