【1/22】見ごろの植物を更新しました

 一年で最も寒い頃とされる「大寒」を迎え、風が吹くと寒さがいっそう身に沁みるようになりました。この時期、暖をとるのにピッタリの温室ではカイドウツバキなどが見ごろを迎えています。温室内は、2月8日(土)より開催される「ラン展」に向けて、少しずつラン科植物の展示も増え、独特のかぐわしい香りが漂ってきました。ぜひ温室で温まりながら、華やかな空間をお楽しみください。

 それではガイドが園内をくまなく歩き、調べた見ごろの植物をお届けします。

カイドウツバキ(ツバキ科)〔花弁が肉厚でまるで和菓子のような花〕

今週の見ごろの植物

毎週、園内を巡回しておとどけします。

コショウノキ(ジンチョウゲ科)
ムクロジ(ムクロジ科)
ロウバイ(ロウバイ科)
ヤブツバキ‘土佐有楽’(ツバキ科)
ソシンロウバイ(ロウバイ科)
カイドウツバキ(ツバキ科)
バイカオウレン(キンポウゲ科)[1/22現在 約150輪が開花中]

展示館周辺(さくら・つつじ園)や植物研究交流センターから温室へ行くまでの道中では、ソシンロウバイの花が咲き始めました。花の内側の一部がやや赤みがかっているロウバイに対し、ソシンロウバイは花全体が黄色であることが特徴です。ロウバイは展示館周辺のソシンロウバイのすぐそばにあるので、それぞれの花のちがいや香りをお楽しみください。

ソシンロウバイは「素心」の名のとおり花全体が黄色であることが特徴
ロウバイは花の内側の内層片が暗紫色

温室から下りる50周年記念庭園の池周辺の木道沿いでは、果実が胡椒のように辛いことにその名が由来するコショウノキの花が咲き始めました。白くて小さいコショウノキの花も同様に芳醇で清々しい香りがあります。木道よりやや離れた斜面で咲いているので実際に香りをかぐのは難しいかもしれませんが、花を咲かせる可憐なすがたをぜひご覧ください。

そして、回廊のバイカオウレンの花は、1月22日(水)現在、150輪ほどが咲いている状況(下の写真)で、全体の6割程度の開花となっています。おそらく今週末から来週ごろ、開花のピークを迎える見込みです。

バイカオウレン(1/22現在 約150輪が開花中)

またバイカオウレンはほかにも土佐の植物生態園で咲き始めました。そこでは足元に咲いていますので間近に花をご覧いただけます。

広報課ガイド担当 松本孝

マークの植物名をクリックすると植栽場所や詳しい説明がご覧いただけます。

今週の見ごろの植物

ロウバイ(ロウバイ科)
ソシンロウバイ(ロウバイ科)
コショウノキ(ジンチョウゲ科)
マレーフトモモ(フトモモ科)
フウセントウワタ(キョウチクトウ科)
ムクロジ(ムクロジ科)
タイキンギク(キク科)
マホニア・メディア ’チャリティー(メギ科)
センニンソウ(キンポウゲ科)
ビワ’茂木’(バラ科)
コブシ(モクレン科)
コヒガンザクラ‘十月桜’(バラ科)
キバナアマ(アマ科)
カンツバキ’勘次郎’(ツバキ科)
カイドウツバキ(ツバキ科)
ヤブツバキ‘土佐有楽’(ツバキ科)

今週の見ごろマップ

「見ごろ植物マップ&フォト」過去1年分もダウンロードできます。「見ごろカレンダー」のページで確認してみてください

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