【1/31】見ごろの植物を更新しました
園内の桜のなかでもまだまだ寒さが厳しいこの季節から開花が見られるのが、さくら・つつじ園のカンヒザクラ‘琉球寒緋桜’です。昨年のこの時期にはすでに開花のようすをご紹介していましたが、今シーズンは咲き始めがやや遅く、1月31日(金)現在で4輪ほど咲き始めました。花は下向きに平たく開き、桃紅色をしています。花が多く咲き始めると木にはメジロが飛んできて、花を行ったり来たりする光景をよく見ます。
それではガイドが園内をくまなく歩き、調べた見ごろの植物をお届けします。


今週の見ごろの植物
What’s in Bloom

毎週、園内を巡回しておとどけします。
和名の由来は早春に花が咲くことから「まず咲く」が転じたとされているマンサク。園内では花全体が黄色いアテツマンサクが展示館中庭で、花の中央部に赤みがあり前年の葉が残っていることが多い
シナマンサクが温室の周辺で、それぞれ数輪咲き始めました。なかでもアテツマンサクは、牧野博士が岡山県阿哲地方で採集し、1916(大正5)年に学名を発表した博士ゆかりの植物でもあります。いち早く春の訪れを感じる花をご覧ください。


早春に咲く花はほかにもあり、枝先に淡い紅色でラッパ形の花を咲かせるヤマウグイスカグラが、芝生広場を北側から下った斜面に咲き始めました。咲いている場所が主な園路や建物から離れているため、探すのに少し苦労するかもしれません。事前に植物データベースで場所をご確認いただくことをおすすめします。
また芝生広場を下るのに目印となるのはホウショウ。ホウショウは一見、おなじみのクスノキとよく似ていますが、クスノキに比べて花や果実も小ぶりで、葉の縁が波打っているのが特徴です。
そして、回廊のバイカオウレンの花は、まさに今が満開!

土佐の植物生態園でも足元に数輪咲いており、そこでは間近に花をご覧いただけます。
園内では、2月の中旬ごろまでバイカオウレンの花が見られる見込みです。
広報課ガイド担当 松本孝
マークの植物名をクリックすると植栽場所や詳しい説明がご覧いただけます。
今週の見ごろの植物
今週の見ごろマップ

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